2018年3月17-18日、久しぶりに父と娘(と友人家族)で定山渓自然の村へ行ってきました。ママは出張で行けなかった。。。約2ヶ月半の間、アウトドア活動をお休みしていたのですごく楽しみでした。今回は、「コテージ」へ一泊となり、テントが張れないのが残念でなりませんでしたが、サイトレビューしていきたいと思います。公式サイトは
こちら。
アウトライン
このキャンプ場は公益財団法人さっぽろ青少年女性活動協会が管理しており、場所は札幌市南区の温泉街で有名な定山渓という地区にあります。豊平峡ダムの下流に位置し、札幌市内とは思えない自然環境の中で様々なアクティビティが楽しめるキャンプ場です。
オススメポイント
・テントハウス、コテージでは灯油ストーブ完備。
・体験プログラムが多いので子ども大喜び。
・自然観察指導員がいるのでいろいろと教えてくれる。
・コテージは2つの部屋に別れているので2家族利用がはかどる。
注意ポイント
・夏場は駐車場が遠くになり、駐車場から管理棟を通って奥のサイトまでは約1km弱あります(リアカーの貸出あり)。
・のんびり歩いてサイトまで行くことになるので、最小限の装備で出発することをおすすめします。
・冬場は管理棟前まで車でいけるので、そこから大きなソリを借りて各サイトへ荷物を運搬することになります。
レビュー
施 設 ★★★★ 環 境 ★★★★★ 運 搬 ★★ 温 泉 ★★★ 子 供 ★★★★★
ここは札幌市が運営に参加していることから、なんと言っても教育的要素が強いのがとても魅力的です。いわゆる自然環境教育なるものでしょうか。「遊びながら体験して学ぶ」という僕たちが大好きな言葉のひとつです。肌身で感じた感動や恐怖はきっといつまでも忘れないでしょう。
なので、他のキャンプ場に比べてバカ騒ぎの宴会を許さないという空気を強く感じます。程よい人との距離感、また自然との距離のとり方が◎です。荷物運搬が大変だと思う人がいると思います。しかし、それも確固たるコンセプトがあってのことだから理解できるのではないでしょうか。(と言いながら夏場は行ったことがありませんがw)
アライグマ
事前に申し込んでおいた「アウトドアクッキング教室」が終わりそうな頃、娘が「タ、タヌキがいるッ!タヌキにやられてる!」と血相を変えて駆け寄ってきました。何事かと思って戻ってみると、ゴミが散乱。しっかりやられていました。友人のおかげで食料はほとんど無傷でしたが、ビールがひっくり返されていました。その後、教室で作ってきた
お味噌スペアリブを食べ、部屋に戻ってまったりしていると、いよいよ
ガサゴソが始まりました。
レッツクッキング。
出た!タヌキ!!
さらに出てきたッ!ここで、
ん、んっ?!となりました。理由はしっぽが縞模様。フォルムも何だか違和感が。ま、まさか・・・→検索。タヌキではなく
アライグマでした!
ホウキを片手に追い払おうと叫ぶ父!それを応援する娘!そして、顔だけ隠して身体が丸見えのアライグマ!!
出ていくと思いきや、またまたちょこんと顔を出すアライグマ!そして、2枚前に戻って同じことの繰り返し。。。えっ!?なんのやり取りなんだと自問自答してしまいそうになったのが発見から約1時間後。このままではダメだ。ラチがあかない。よし。腰を据えてしっかり対話をしようと、ホウキを捨て椅子に座りました。もう、この時は完全に
アライグマ耐性がエンチャントされ、もう何も怖くないという僕はとても友好的な気分でした。さぁ、アライグマよ、聞かせてくれ。その思いやキミの歩んできたバックボーンも聞かせてくれ。きっと折り合う
均衡点があるはずだ。酒を酌み交わして共に探ろうじゃないかっ!!
と、その瞬間。彼はそそくさと帰路に着いてしまうのです。難しいね。
人アライグマ関係って。そんな感じのやりとりで父子ともに疲れ果てて、その夜はぐっすり眠ることができました。まぁ、楽しかったです。
この絵からそんな様子が滲み出てますよね。それにしても良く描けています。
調べたところによると、去年道内で捕獲されたアライグマの数はなんと12,000頭。被害額は1億円になる勢いだそうです。35年ほど前に、とある町の民家で飼育されていた7頭が逃げたという報告があり、今ではかなりの農業被害がることから、北海道でアライグマ対策基本方針や駆除ガイドが制定されているほどです。確かにものすごい食欲で、今回の来客もラムネのお菓子にむしゃぶりついており、何でも食べる雑食性が伺えました。帰り道、娘とその話をして、外来種との向かい合い方をしっかりと話し合うことができました。本当にアウトドアは良い勉強になりますね。
photo
今回宿泊したコテージ。
激闘の証!?
樹液紅茶をいただきました。シラカバの樹から出た100%樹液。甘い!これは本当に美味しかった。詳しくは
こちら
「やぐら式 薪&炭のハイブリッド焚き火」を教えて頂きました。まぁ轟々と燃えます。これはオススメですよ。
その他、クッキング教室でご一緒したご家族とお話をしていると7月の同じ日にサヒナキャンプ場の予約をしていたり、インナーテント無し&コット&寝袋で宿泊していた
猛者とお話をし、新たな出会いもあって楽しかったです。性格上、どうしても気になっちゃうと話し掛けずにいられません。キャンプ場で会った時にはどうぞ宜しくお願いします。
以上です。ではでは。